USBハブとドッキングステーションの違いを解説!選ぶときのポイントも紹介
- USBハブとドッキングステーションの違いがわからない
- USBハブとドッキングステーションどっちを選べばいいかわからない
- 適切な使い分け方を知りたい
USBハブとドッキングステーションの違いがわからないと、無駄に高いものを購入してしまうことになります。
本記事では、USBハブとドッキングステーションの違いについて解説します。
記事を最後まで読むことで、USBハブとドッキングステーションの違いがわかり、自分に合ったものを適切に選ぶことができますよ。
USBハブとドッキングステーションの違いは、以下のとおりです。
- USBハブ:基本的にUSBポート増設する
- ドッキングステーション:USBポート以外のHDMIやLANポートなど多種多様なポートも増設する
くわしい内容は、本記事を参考にしてください。
USBハブとは
USBハブとは、ノートパソコンのUSBポートが不足しているときに増設するもので、マウスやキーボード、USBメモリなど、複数の機器を同時に接続することができます。
おもに、バスパワータイプとセルフパワータイプの2種類あります。
- バスパワータイプは、ノートパソコンから電力を供給してもらう
- セルフパワータイプは、USBハブ自ら電力を供給
とくに、バスパワータイプに多くの機器を接続してしまうと電力不足になり、機器が動作しなかったり、不安定になることがあるので注意。
ほかにも、USBハブの中には、USB Type-AハブとUSB Type-Cハブがあります。
使い方に応じて、適切なUSBハブを選ばないといけません。
ドッキングステーションとは
ドッキングステーションとは、USBポートの増設に加え、HDMI、VGA、LANポート、SDカードスロットなど、多くの機能を搭載。
複数の外付けモニターやキーボード、プリンター、外付けHDDなどを一度に接続でき、デスク環境がとても充実します。
基本的に、ドッキングステーション自体で電力を供給します。
安定して機器を動作させることができるのがメリット。
USBハブとドッキングステーションの違い
USBハブとドッキングステーションは、どちらもノートパソコンの接続ポートを増やすために便利ですが、機能と用途が大きく異なります。
USBハブはおもにUSBポートを増設するためのシンプルなツールで、マウスやキーボード、USBメモリなど消費電力の小さな機器を同時に接続する場合に最適。
しかし、外付けモニターや有線LANなど、多種多様な機器の接続には向いていません。
一方、ドッキングステーションは、USBポートだけでなく、HDMI、LANポート、SDカードスロットなども搭載され、ノートパソコンの拡張性をより広げてくれます。
外付けモニターやプリンタなど消費電力が大きな周辺機器を同時に接続できるため、在宅ワークやオフィスワークの効率が上がります。
USBハブの中でも、USB Type-Cハブは、ドッキングステーション並みに高機能です。
USB Type-CハブはUSBポートを増設するだけでなく、HDMIやLANポートなども搭載されていることがあります。
高機能で、気軽に使いたい場合はUSB Type-Cハブがおすすめ。
USBハブとドッキングステーションを選ぶときのポイント
次に、USBハブとドッキングステーションを選ぶときのポイントを紹介します。
接続端子
接続端子に関しては、USBハブはUSB Type-AやUSB Type-Cがあり、ドッキングステーションはUSB Type-Cが多いです。
USB Type-C端子のほうが、拡張性の幅も広がりやすい傾向にあります。
ポートの種類や規格
USBハブやドッキングステーションを選ぶときは、ポートの「種類」と「規格」も重要です。
搭載されているポートの種類は、USB Type-AやUSB Type-C、SDカードスロットやHDMIはあるのかどうかを確認しましょう。
また、ポートの規格に注目することも重要です。
とくに、USBの規格はとても重要で、選び方を間違えるとデータ転送に苦労することになります。
USBの規格を以下に載せておくので、参考にしてください。
規格 | 速度 | PC側の端子(USB) |
---|---|---|
USB 2.0 | 480Mbps | A、C |
USB 3.0=USB 3.1 Gen1=USB 3.2Gen1 | 5Gbps | A、C |
USB 3.1=USB 3.1Gen2=USB 3.2Gen2 | 10Gbps | A、C |
USB 3.2=USB 3.2 Gen2×2 | 20Gbps | C |
USB 4 Version 1.0(USB4 Gen2×2) | 20Gbps | C |
USB 4 Version 1.0(USB4 Gen3×2) | 40Gbps | C |
USB 4 Version 2.0 | 80Gbps | C |
映像出力
USBハブやドッキングステーションを選ぶときに、映像出力も重要なポイントです。
USBハブには基本的に映像出力機能がない場合が多いですが、ドッキングステーションにはHDMIやDisplayPortなどが搭載されていることが一般的です。
外付けモニターに映像を出力したい場合は、HDMIポートが搭載されているか、高解像度・高リフレッシュレートに対応しているかも確認しましょう。
また、USB Type-Cハブなら、HDMIポートを搭載していることもあります。
僕がM1 MacBook Airで使っているUSB Type-Cハブ「UGREEN Revodok 105」にも、HDMIが搭載されています。
以下の記事でUGREEN Revodok 105をレビューしているので、参考にしてください。
LANポート
LANポートは、安定したインターネット接続を実現するなら必要な機能です。
LANポートを使い有線接続することで、動画のストリーミングや大容量ファイルのダウンロード、オンライン会議なども途切れることなくスムーズに行えます。
USBハブにもLANポートが搭載されていることもありますが、ドッキングステーションのほうが一般的。
安定したインターネット接続が必要なら、LANポート付きのUSBハブやドッキングステーションを選ぶのが賢明です。
安定性
USBハブやドッキングステーションを使うときは、安定性もとても重要になります。
たとえば、USBハブの「バスパワータイプ」に消費電力の大きなプリンタなどを接続すると、ほかに接続していたUSBメモリが動作しないことも。
機器を安定して動作させるためには、セルフパワータイプのUSBハブかドッキングステーションを使う必要があります。
自分が使う機器を把握しておくことも、安定して動作させるために必要ですよ。
USBハブとドッキングステーションの使い分け方
次に、USBハブとドッキングステーションの使い分け方を紹介します。
外出先で作業するならUSBハブ
外出先で作業するなら、バスパワータイプのUSBハブを使うのがおすすめ。
バスパワータイプのUSBハブなら、コンパクトなものが多く持ち運びに便利だからです。
たとえば、カフェやコワーキングスペースに持ち運べば、場所をとることなく快適に仕事することができますよ。
家の外で仕事することが多い人には、バスパワータイプのUSBハブがおすすめです。
在宅ワークするならドッキングステーション
在宅ワークするなら、ドッキングステーションのほうが快適です。
家では、外付けモニターやプリンタ、有線LANなどを使った方が作業効率も上がりやすいからです。
接続する機器も安定するメリットもあります。
家やオフィスなど、場所を固定するならドッキングステーションがおすすめ。
まとめ
本記事では、USBハブとドッキングステーションの違いについて解説しました。
USBハブは、手軽に気軽に使えて、持ち運びすることもできます。
ドッキングステーションは、家やオフィスなど固定の場所で使うのに最適。
それぞれの特徴をおさえた上で、自分の用途と照らし合わせて選ぶことが重要になります。
本記事が、参考になればうれしいです。