
ホテルのフリーWi-Fiに危険性はある!?接続する前に確認してほしいこと

- 「ホテルのフリーWi-Fiは接続しても大丈夫?」
- 「仕事用のノートパソコンをホテルのフリーWi-Fiに接続するのは危険?」
- 「ホテルのフリーWi-Fiを使ってWEBサイトを閲覧したい」
むやみにホテルのフリーWi-Fiに接続するのは危険です。
仕事で使おうとしているなら、なおさら注意が必要しないといけません。
僕は週末にリモートワークしていて、外でWi-Fiを使うことも多いです。
本記事ではホテルのフリーWi-Fiに接続する危険性とセキュリティ対策について解説します。
記事を読むことで、出張で滞在しているホテルで安全に仕事ができるようになります。
ぜひ参考にしてください。
ホテルのフリーWi-Fiに接続する危険性

ホテルのフリーWi-Fiに接続する前に、危険性について確認しておきましょう。
情報漏洩するリスクがある
ホテルのフリーWi-Fiには、情報漏洩のリスクがあります。
悪意のある第三者に通信内容を傍受されることで、パスワードやクレジットカード情報、メールの内容など、個人情報が盗まれるリスクが高まります。
しかも、知らないうちに機密情報が流出してしまうケースも。
必ずしも情報漏洩するわけではありませんが、家で自分だけが使うWi-Fiよりはリスクが高めです。
ウイルスに感染するリスクがある
マルウェアやウイルスに感染するリスクもあります。
セキュリティ対策が不十分なWi-Fiでは、悪意のあるソフトウェアを送り込まれることも。
偽の接続画面やポップアップを通じてマルウェアをダウンロードさせる手口も存在します。
一度感染すると、個人情報の流出やデバイスの乗っ取りなど深刻な被害につながる恐れがあります。
ホテルに滞在するときは、念頭に置いておきましょう。
不正アクセスの被害のリスクがある
不正アクセスの格好の標的となってしまうリスクもあります。
セキュリティが甘く、ログイン情報が筒抜けになるから。
とくに「中間者攻撃(Man-in-the-Middle攻撃)」と呼ばれる手法では、攻撃者にユーザーとサーバーの間に割り込み、すべての通信内容を監視・改ざんされてしまいます。
その結果、SNSアカウントやオンラインバンキング、企業システムへの不正ログインが行われ、金銭的被害や情報漏洩の被害に。
ホテルのフリーWi-Fiに危険性がある理由

なぜホテルのフリーWi-Fiに、むやみに接続すると危険なのか。
理由について解説します。
暗号化されていないから
最大の理由は、暗号化されていない点にあります。
なので、悪意のある攻撃者も簡単にネットワークへ侵入できます。
通信内容を傍受したり、デバイスに直接攻撃を仕掛けたりすることもできます。
セキュリティ知識を持つハッカーにとって、不特定多数が接続するフリーWi-Fiは絶好のチャンス。
また、ホテル側のネットワーク管理が不十分な場合、脆弱性が放置されたまま運用されていることも少なくありません。
暗号化されていないがゆえに、セキュリティリスクが高いということを認識しましょう。
なりすましのWi-Fiに接続してしまうリスクがあるから
「なりすましのWi-Fi」へ接続してしまうリスクもあります。
攻撃者がホテルのフリーWi-Fiのような偽のWi-Fiを設定し、ユーザーに接続させます。
たとえば「Hotel_Free_WiFi」が正規の名前なら、「Hotel-Free-WiFi」のように一目ではわかりにくい偽の名前に模倣されやすく、見分けることが難しいです。
一度接続すると、すべての通信内容が攻撃者に筒抜けになり、パスワードやクレジットカード情報などが盗まれてしまいます。
知識のないユーザーだと、なおさら気づくのは難しいかと。
提供者がわからないWi-Fiに接続するおそれも
ホテル以外のフリーWi-Fiで、提供者が不明なWi-Fiに接続するとセキュリティリスクが高くなります。
近隣施設や他の宿泊客が設置した個人用ルーター、さらには攻撃者が仕掛けたネットワークなど、様々な電波が混在しています。
自動接続機能をオンにしていると、知らないうちに提供者がわからないネットワークへ接続してしまうことも。
提供者不明のフリーWi-Fiは危険性が高いので注意しましょう。
ホテルのフリーWi-Fiを使うときのセキュリティ対策

もし、やむを得ずホテルのフリーWi-Fiを使う場合、必ずセキュリティ対策を講じましょう。
でないと、情報漏洩などで信頼を失いかねません。
実践してほしいセキュリティ対策を紹介します。
IDやパスワードを使うログインは避ける
IDやパスワードを入力するログイン操作をできる限り避けてください。
通信内容が第三者に傍受されている可能性が高く、ログイン情報が盗まれるリスクがあります。
オンラインバンキング、ショッピングサイト、SNSアカウントなど、重要な個人情報が紐づいているサービスへのログインは避けてください。
どうしてもログインが必要な場合は、VPNやモバイルWi-Fi、スマホのモバイルデータ通信に切り替えることをおすすめします。
また、二段階認証を設定しておくことで、万が一パスワードが漏洩しても不正アクセスを防げます。
ホテルのフリーWi-FiでIDやパスワードを使うログインは避けましょう。
機密情報は扱わない
絶対に機密情報や重要なデータを扱わないようにしましょう。
業務上の機密文書、顧客情報、財務データ、契約書類などは、セキュリティが保証されていないフリーWi-Fiで送受信しないでください。
悪意ある第三者に通信を傍受されると、企業の法的責任、顧客からの信頼失墜など、取り返しのつかない損害につながるかもしれません。
また、マイナンバーや健康保険証、運転免許証などの重要書類の画像送信も避けましょう。
出張中にどうしても機密情報を扱う必要がある場合は、VPNやモバイルWi-Fi、スマホのテザリング機能を使いましょう。
送金や決済をしない
オンラインでの送金や決済も避けましょう。
銀行振込、クレジットカード決済、電子マネーチャージなどの金銭取引をホテルのフリーWi-Fi上で行うのは危険です。
最悪の場合クレジットカード番号、セキュリティコード、口座情報などが盗まれ、不正利用される恐れがあります。
緊急の支払いが必要な場合は、モバイルデータ通信に切り替えるか、信頼できるVPN使ってください。
金銭的なリスクを避けるため、安全な環境が整うまで取引を延期する判断も必要です。
ネットワーク名(SSID)が正しいか確認する
ホテルのフリーWi-Fiに接続する前に、必ずネットワーク名(SSID)が正規のものか確認しましょう。
正規のネットワーク名は「Hotel_Guest_WiFi」でも、偽のネットワーク名が「Hotel-Guest-WiFi」になっているかもしれません。
似たような名前のネットワークが複数表示されている場合はとくに注意が必要です。
接続前にフロントデスクやルームサービスガイドで公式のネットワーク名(SSID)を確認し、少しでも疑わしい場合は接続を避けましょう。
また、パスワードの有無や接続方法についても、ホテルスタッフに直接尋ねることをおすすめします。
正しいSSIDを確認せずに接続すると、なりすましネットワークの罠にかかり、個人情報が筒抜けになるかもしれません。
ノートパソコンのOSを最新の状態にしておく
ノートパソコンのOSを常に最新の状態に保つことも大切です。
最新のOSには、新たに発見されたセキュリティの脆弱性を修正するプログラムが含まれており、攻撃者から守るのに必要です。
古いOSを使っていると、攻撃者からの脆弱性をつかれてしまうことも。
定期的にアップデートを確認し、セキュリティ対策を強化しておきましょう。
また、自動アップデート機能を有効にしておくことで、OSを最新の状態に維持できます。
出張前には必ずシステムの更新状況をチェックし、万全のセキュリティ体制でホテルのフリーWi-Fiに接続しましょう。
暗号化されたWEBサイトのみ閲覧する
必ず暗号化されたWEBサイトのみを閲覧するよう心がけましょう。
URLが「https://」で始まるサイトは通信が暗号化されており、第三者による盗聴や改ざんのリスクが大幅に軽減されます。
一方、「http://」で始まる暗号化されていないWEBサイトでは、入力した情報や閲覧内容が筒抜けになってしまうため、攻撃者に簡単に傍受されてしまいます。
ブラウザのアドレスバーに表示される鍵マークを確認することで、暗号化された接続かどうか判断できます。
また、ブラウザの設定で危険なサイトを閲覧しようとしている場合に、警告が表示されるよう設定しておくのもおすすめ。
万が一、重要な情報を扱うサイトが暗号化されていない場合は、アクセスを控えましょう。
VPNを使う
VPN(仮想プライベートネットワーク)を使うことも最も効果的なセキュリティ対策の一つです。
VPNとはインターネット上に仮想の専用回線を構築し、安全にデータをやり取りするための技術です。
たとえ攻撃者が同じネットワーク上にいても、暗号化された通信内容を傍受することが難しくなります。
ビジネス利用であれば企業が提供する専用VPNを、個人利用の場合は信頼できる有料VPNサービスの導入しましょう。
無料VPNは、セキュリティリスクが高いので使わないようにしましょう。
また、VPNを使っているからといって、オンラインバンキングやID、パスワードを使ったログインをしないようにしましょう。
接続先がなりすましWi-Fiである可能性もあるからです。
出張でホテルに滞在することが多い人にとって、VPNは必須のセキュリティツールといえるでしょう。
セキュリティソフトを導入する
ノートパソコンには信頼性の高いセキュリティソフトを必ず導入しておきましょう。
セキュリティソフトは、マルウェアやウイルスの侵入を検知・ブロックし、不正なウェブサイトへのアクセスを防ぎます。
フリーWi-Fiでは、攻撃者が悪意のあるプログラムを送り込みやすいため、セキュリティソフトが不可欠です。
また、定期的なアップデートも怠らず、常に最新の脅威に対応できる状態を維持することも忘れずに。
無料のセキュリティソフトでもノートパソコンを守れますが、より高度な防御機能を求める場合は有料版の導入を検討しましょう。
セキュリティソフトはフリーWi-Fi接続における、最後の砦としてあなたのノートパソコンと情報を守ります。
ホテルで安全に仕事する方法

ホテルで仕事するからには安全第一でありたいのは当然のこと。
情報漏洩やウイルス感染を防ぎながら、ホテルで仕事する方法を紹介します。
テザリングを使う
スマホのテザリング機能を使えば、簡単で安全に仕事ができます。
不特定多数が使うホテルのフリーWi-Fiと異なり、自分だけ使うWi-Fiなのでセキュリティリスクが低減されます。
ただし、スマホのバッテリー消費やデータ通信量の上限には注意。
以下の記事で僕がテザリングを使ってリモートワークした体験を解説しているので、参考にしてみてください。

モバイルWi-Fiを使う
ホテルで安全に仕事をするなら、モバイルWi-Fiを使うのもおすすめ。
モバイルWi-Fiは自分だけの専用ネットワークを構築できるため、ホテルのフリーWi-Fiと比べて高いセキュリティを確保できます。
暗号化されたWi-Fiを使うので、第三者による盗聴や不正アクセスのリスクも低め。
また、ノートパソコン以外にもタブレット、スマホなど複数の機器も同時接続できるので、利便性は高いです。
モバイルWi-Fiはレンタルできるので、必要な時に必要な期間だけ使うこともできます。
モバイルWi-Fiをレンタルするなら「WiFiレンタルどっとこむ」がおすすめですよ。
急な出張でも最短翌日に受け取ることもできます。

\ お申し込みはこちらから! /
16時までのお申し込みで即日発送!翌日受け取りできます!
まとめ
本記事ではホテルのフリーWi-Fiは危険なのかについて解説しました。
仕事で使おうとして、むやみに接続すると情報漏洩などのトラブルになってしまうことも。
大事な情報を扱う仕事ではホテルのフリーWi-Fiに接続しないようにしましょう。
もしホテルでも仕事したいなら、テザリングやモバイルWi-Fiを使うことをおすすめします。
「モバイルWi-Fiなんて普段から使っていないよ」という場合は、レンタルすることをおすすめします。
「WiFiレンタルどっとこむ」なら急な出張にも最短翌日にモバイルWi-Fiを受け取ることができます。
\ お申し込みはこちらから! /
16時までのお申し込みで即日発送!翌日受け取りできます!