ノートパソコンの充電器をさしっぱなしにしてはいけない理由
- ノートパソコンの充電器をさしっぱなしにしたまま外出してしまった
- ノートパソコンのバッテリーは劣化しないの?
- ノートパソコンは充電しながらじゃないと使えない
何も対策せずにノートパソコンに充電器をさしっぱなしにするのは危険です。
本記事では、ノートパソコンの充電器をさしっぱなしにしてはいけない理由を解説しています。
記事を読めば、ノートパソコンのバッテリーの寿命を伸ばし、末長く使うことができますよ。
ノートパソコンの充電器をさしっぱなしにすると、バッテリー劣化を早める原因になります。
よりくわしい内容は本記事を参考にしてください。
- ノートパソコンのバッテリー劣化を遅くらせる方法
- 正しいノートパソコンの充電方法
ノートパソコンの充電器をさしっぱなしにするのはNG
ノートパソコンの充電器をさしっぱなしにすると、バッテリーが劣化していきます。
なぜなら、100%の状態が維持されてしまうから。
以下は引用。
フル充電状態はバッテリーにとってストレス
リチウムイオン電池には2つの層があります。1つ層はグラファイト、もう1つの層はコバルト酸リチウムでできており、リチウムイオンがこの間を移動して電気を作ります。
フル充電の状態は、リチウムイオンがほぼすべてグラファイト層にある状態で、これがよろしくない。1つの層にリチウムイオンが偏っているとバッテリーにとってストレスになります。バッテリーにとって最も高いパフォーマンスが出せるのは、2層に同量バランスよくリチウムイオンがある状態。
また、Griffith氏いわく、急速充電もリチウムイオンの移動スピードが速すぎることでバッテリーに負荷がかかるといいます。
引用:GIZMODO,ノートパソコン、充電つなぎっぱなしにしてる? 今すぐ抜いて,
リチウムイオン電池は、2層構造になっていて、充電器をさしっぱなしにすると、片方にリチウムイオンがとどまってしまいバッテリーに悪影響ということ。
バッテリーの健康を保つためにも、2層にバランスよくリチウムイオンがあることが大切。
ノートパソコンの充電が100%になったら、すぐに抜くようにしましょう。
過充電とは、バッテリーが100%になっても、電力を送り続けることです。
最近のノートパソコンでは、過充電されることはありません。
ノートパソコン自体が、バッテリー100%になった時点で、電力供給にストップをかけてくれるので過充電になることはありません。
しかし、バッテリーが100%のまま保たれるのはよくないので、充電器は抜くようにしましょう。
ノートパソコンのバッテリーを劣化させる原因と対策
ノートパソコンのバッテリーを劣化させてしまう原因は、ほかにもあるので解説します。
バッテリーを100%のままにしない
先ほども解説したように、バッテリーを100%のまま保つことは劣化を早めてしまうことも。
バッテリーが100%になったら、充電器を抜きましょう。
対策としては、ノートパソコンのバッテリーを20〜80%に保つことをおすすめします。
もし長期間使わない場合は50%にしておくのがおすすめ。
- バッテリー残量は20〜80%に保つ
- 長期間使わないなら50%にしておく
過放電させない
バッテリーを過放電させるのも、劣化の原因になります。
過放電とは、バッテリー残量を0%にさせることです。
ノートパソコンをバッテリー残量が0%になるまで使うと、リチウムイオンバッテリーにダメージを与え、劣化を早める原因になります。
対策としては、0%になる前にに充電しましょう。
0%になる前に充電する
充電しながら使わない
ノートパソコンを充電しながら使うと、バッテリーに負荷がかかるのでNG
充電中は高温になりやすく、バッテリーにもダメージになります。
バッテリーを長持ちさせるためには、充電が必要なときだけ接続し、使うときは充電器を外して使いましょう。
- 充電しながら使わない
- 使うときは充電器を抜く
周辺の温度に気をつける
周辺の温度には気をつけてください。
極端に暑い場所や寒い場所で使うと、バッテリーの劣化が早くなります。
対策としては、45℃以上、5℃以下の場所で使わないでください。
とくに、窓際にデスクを置いている人は、直射日光がノートパソコンに当たってないか注意してください。
- 45℃以上になる場所で使わない
- 5℃以下になる場所で使わない
- ノートパソコンに直射日光が当たってないか注意する
ノートパソコンの充電しっぱなしは火事になる?
ノートパソコンの充電しっぱなしで火事になることは、ほぼありません。
上記でも解説しましたが、充電中はノートパソコンのソフトウェアで制御されているからです。
ノートパソコンの充電が100%になっても、過充電されることはないので発火する可能性は低いでしょう。
しかし、ノートパソコンに対応しない充電器を使っていたり、ベッドの上など排熱できない環境で充電していると火事になる可能性があります。
ノートパソコンは、純正品で排熱しやすい環境で充電しましょう。
ノートパソコンを充電したまま寝るのは大丈夫?
ノートパソコンを充電しながら寝てしまったと不安になる人もいるかと思いますが。
一晩ぐらい充電しっぱなしにするぐらいなら、気にするほどではありません。
充電が100%になった時点で、過充電にならないようになっています。
起きて、すぐ充電器を抜けば問題ありませんよ。
ノートパソコンが充電しながらじゃないと使えない
ノートパソコンを充電しながらじゃないと使えないという場合も、バッテリー劣化がおもな原因でしょう。
充電しながらじゃないと使えないとなると、コンセントが近くにないと不便な状態なので、修理に出すか買い替えることをおすすめします。
修理する場合は、以下のような対応をしてください。
- メーカー保証があるか確認(あれば使う)
- メーカー保証が切れている場合は専門業者に依頼
修理費用はメーカーによって変わりますが、だいたい2〜3万円ぐらいです。
まとめ
ノートパソコンの充電器をさしっぱなしにしないようにしましょう。
100%のままを維持してしまうと、バッテリーに悪影響です。
一晩ぐらいなら気にしなくていいですが、数週間、数ヶ月さしっぱなしは必ず避けてください。
ノートパソコンのバッテリーは20〜80%ぐらいが健康的ですよ。