モバイルWi-Fiとホームルーターの違いがわからないと、快適なインターネット環境を実現できません。
本記事ではモバイルWi-Fiとホームルーターの違いについてメリットとデメリットをふまえながら解説。
記事を最後まで読むことで、モバイルWi-Fiとホームルーターの違いを知り、自分にぴったりなほうを選べます。
結論、モバイルWi-Fiはリモートワークや出張、ホームルーターは在宅ワークする人におすすめ。
よりくわしい内容は本記事を参考にしてください。
モバイルWi-Fiとは、家のWi-Fiルーターを持ち運べるようにしたものと考えるとわかりやすいでしょう。
バッテリーを搭載しており、充電することで外に持ち運びやすくなっています。
サイズはスマホとほぼ同じサイズでコンパクト。
スマホと同じ回線を使って、インターネットに接続しています。
モバイルWi-Fiにスマホやノートパソコン、タブレットなど複数機器を接続することができます。
ホームルーターとは、開通工事がいらず、コンセントに接続するだけですぐ使えるWi-Fiルーターです。
スマホと同じ回線を使って、インターネットに接続しています。
届いたその日から使えるのが大きな特長。
モバイルWi-Fiとホームルーターの違いをわかりやすく、以下の表にしたので参考にしてください。
| モバイルWi-Fi | ホームルーター | |
| 持ち運び | できる | できない |
| 開通工事 | いらない | いらない |
| 使えるエリア | 対応エリアならどこでもOK | 契約した場所のみ（プランによる） |
| 連続して使える時間 | 9〜20時間（バッテリーによる） | 無制限（コンセントから給電） |
| 通信制限 | 一定期間内のデータ容量が多すぎると制限がかかる可能性がある | 一定期間内のデータ容量が多すぎると制限がかかる可能性がある |
| 同時接続可能 | 10台 | 100台以上 |
次に、モバイルWi-Fiのメリットを紹介。
モバイルWi-Fiは、固定回線のように開通工事が必要ありません。
固定回線だと光ファイバーを家の中に引き込む開通工事が必要で、立ち会いが必要だったり、前もって工事予定日を決めたり、費用がかかったりします。
モバイルWi-Fiなら、開通工事が必要ないので工事費用もかかりませんし、届いてすぐに使い始められます。
モバイルWi-Fiは持ち運べるのが一番の強み。
家はもちろんカフェ、コワーキングスペース、ホテルのラウンジでも仕事できます。
たとえば「家で仕事してても行き詰まるから、場所を変えてカフェに行こう」なんてことも。
好きな場所で仕事できるのが、モバイルWi-Fiの一番のメリットです。
モバイルWi-Fiの中にはレンタルできるプランもあります。
短期の出張や旅行、引っ越し直後など「一時的にネットが必要」という場面でとても便利。
1ヶ月や1週間、1日など使いたい期間に合わせて、モバイルWi-Fiを一時的にレンタルできます。
契約期間の縛りがないプランも多く、使いたい期間だけ利用できるのが魅力です。
＼ 出張や引っ越しにおすすめ！！ ／
カフェやホテルのラウンジなどで提供されるフリーWi-Fiより安全です。
フリーWi-Fiはパスワードがかけられてないので、誰でも接続できて便利ですが。
一部悪意を持った人が、フリーWi-Fiに接続されている機器を傍受し、情報を盗むといったリスクもあります。
モバイルWi-Fiなら自分だけ使うことができるので、サイバーセキュリティ的なリスクも回避できます。
次に、モバイルWi-Fiのデメリットについて解説します。
バッテリー残量を気にしないといけないのが気になる点。
モバイルWi-Fiは充電式なので、持ち運ぶなら前もってフル充電が必要です。
しかし、いざ外で作業しようとしたら、フル充電されてなくて絶望なんてことも。
また、スマホと同じように何回も充電を繰り返しているとバッテリーが劣化し、充電の減りが早くなります。
家で使うならバッテリー残量を気にしなくていいですが、持ち運ぶなら充電されているか管理しないといけません。
使い放題と思われがちなモバイルWi-Fiには通信制限があるプランもあります。
たとえば、3日の間で◯GB以上のデータ通信量を使うと速度制限がかかるといった具合。
モバイルWi-Fiを契約するまえに、仕事（文章作成、メール返信、ネットでリサーチ）、ゲーム、動画視聴などしっかり用途を検討しましょう。
モバイルWi-Fiはエリアによっては接続が不安定になることがあります。
とくに地下や山間部、ビルの奥まった場所などでは電波が届きにくく、通信速度が遅くなったり接続が切れたりすることも。
また、都市部でも利用者が多い時間帯には回線が混雑し、安定性が落ちるケースがあります。
事前に対応エリアの確認しておきましょう。
以下のページのように、使えるエリアを調べることができます。
ホームルーターのメリットについて解説します。
ホームルーターもモバイルWi-Fiと同じく、開通工事が必要ありません。
開通工事に立ち会う必要もなく、費用もかかりません。
届いてコンセントに接続すれば、すぐに使い始められます。
ホームルーターはモバイルWi-Fiに比べて通信が安定しやすいのが大きなメリットです。
アンテナの本数が2〜4本とモバイルWi-Fiよりも多く、安定した接続が確保しやすいです。
在宅ワークでのビデオ会議やオンライン授業などにも向いています。
ホームルーターはモバイルWi-Fiと比べると、多くの機器を接続できます。
機種によりますが、モバイルWi-Fiが10台以上接続できるところを、ホームルーターでは100台以上接続できます。
ホームルーターとモバイルWi-Fiで接続台数に10倍以上も差があります。
ホームルーターなら固定回線よりも引っ越しの手続きを楽に済ませられます。
固定回線の場合、引渡しまでに回線の撤去とそれにともなう立ち会いが必要になりますが。
ホームルーターなら回線撤去工事がいらず、プラン契約している会社のサイトから住所変更するだけでOK
回線撤去工事と比べて、時間も手間も取られないのでとても楽に引っ越しできます。
今度はホームルーターのデメリットについて解説していきます。
モバイルWi-Fiと比べると、持ち運べないことがデメリットに。
当然のことですが、サイズ感やコンセントがないと動作しないことを考えると、持ち運んで使うのは現実的ではありません。
家に据え置いて使うのが一般的です。
ところが「コンセントさえ確保できて、電波が届く対象エリア内であれば使えるんじゃないの？」と鋭い疑問を持つ人もいるでしょう。
実はその通りで、コンセントを確保して、電波が届く対象エリア内であれば使えます。
しかし、契約内容によって変わります。
どこでも使ってOKな契約と、契約した住所以外で使うのはNGということがあります。
もし、帰省先の実家で使いたいのであれば、契約内容をしっかり確認してください。
引っ越しの手続きが楽なホームルーターですが、必ずしも引っ越し先の家で使えるとは限りません。
対象エリア外になるかもしれないからです。
とくに都心でホームルーターを契約していた人が、田舎へ引っ越しとなった場合、使えない可能性が高いです。
田舎だと通信環境への整備が遅れていることもあり、対象エリア外になっているかもしれません。
引っ越しする前に必ず、ホームルーターが使えるエリアか確認しましょう。
モバイルWi-Fiは、外で仕事することが多いリモートワークや出張する人におすすめ。
場所を選ばず、どこでも仕事できるから。
カフェやコワーキングスペースはもちろん、インターネット環境が整っていない公園のベンチでも仕事できます。
利用している施設のインターネット接続が安定しないときも、モバイルWi-Fiで代替すれば解決。
リモートワークや出張する人にとって、モバイルWi-Fiはかなり重宝するでしょう。
在宅ワークする人には、ホームルーターがおすすめです。
モバイルWi-Fiより安定したインターネット環境により、快適なビデオ会議も実現。
またノートパソコン以外にも、タブレットやスマホ、テレビなど複数の機器も接続できます。
引っ越しが多い方や賃貸で開通工事ができない人にもおすすめ。
本記事では、モバイルWi-Fiとホームルーターの違いについて解説しました。
モバイルWi-Fiはリモートワークや出張におすすめ。
ホームルーターは在宅ワークにおすすめです。
本記事が参考になれば幸いです。
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