- モバイルWi-Fiはセキュリティ的に安全?
- モバイルWi-Fiを使うときのセキュリティ対策を知りたい
- レンタルのモバイルWi-Fiはセキュリティ的に大丈夫?
- セキュリティ性の高いモバイルWi-Fiを知りたい
モバイルWi-Fiはカフェや図書館などどこでも使えて便利ですが。
不特定多数の人が居る場所で使うからこそ、セキュリティリスクが高くなります。
本記事では、モバイルWi-Fiに潜むセキュリティリスクと、その対策方法を紹介します。
記事を読めば、モバイルWi-Fiをどこでも安全に使えて、安心してノートパソコン作業できますよ。
モバイルWi-Fiで実施すべきセキュリティ対策は以下の9つです。
- SSID・パスワードの変更
- SSIDステルスを使う
- 古いモバイルWi-Fiは買い換える
- モバイルWi-Fiを放置しない
- モバイルWi-Fiを他人に貸さない
- MACアドレスフィルタリングを設定する
- USB接続でインターネットを使う
- ファームウェアを更新する
- ノートパソコンにもセキュリティ対策を講じる
よりくわしい内容は本記事で解説しているので、参考にしてください。
モバイルWi-Fiはセキュリティ的に安全?

モバイルWi-Fiは基本的に暗号化通信を採用しているので安全に使えます。
しかし、セキュリティへの意識が低いまま使うと、思わぬトラブルになるかもしれません。
初期設定のままのSSIDやパスワード、古い暗号化方式での通信など。
これらの脆弱性を悪意のある人に突かれてしまうと、大事なデータを盗まれてしまいます。
セキュリティ意識と知識を持ってモバイルWi-Fiを使えば、安心してインターネットに接続できますよ。
モバイルWi-Fiに潜むセキュリティリスク

モバイルWi-Fiにはあらゆるセキュリティリスクが潜んでいます。
知らないままでいると、悪意のある人から攻撃されるかもしません。
しっかり確認しておきましょう。
パスワードが盗難される
パスワードの盗難には気をつけていただきたいです。
パスワードが初期設定のままだったり、推測されやすい文字列だと簡単に盗難されてしまいます。
また、データ通信の暗号化方式が古いのも原因の一つ。
強力なパスワードの設定や最新の暗号化方式を使う必要があります。
通信内容を盗聴・傍受される
パスワードが盗難され、さらに悪用されると通信内容を盗聴・傍受されるリスクがあります。
通信内容を盗聴・傍受されると、クレジットカード情報やネットバンキング情報、SNSのパスワードなどが筒抜けに。
クレジットカードを不正利用されたり、SNSアカウントでなりすましされたりすると対応に追われてしまいます。
通信内容を盗聴・傍受されないよう対策が必要です。
データ通信の不正利用
データ通信を第三者に不正利用されるリスクがあります。
ずさんなパスワード管理や脆弱性を突かれた攻撃が原因。
大量に通信を使われれば速度制限がかかり、作業や動画視聴に支障が出ます。
さらに最悪なのは、不正なサイト閲覧や違法行為に悪用される可能性があること。
身に覚えのないことで、犯罪に加担したと疑われたら怖いですよね。
モバイルWi-Fiを安全に使うためのセキュリティ対策

モバイルWi-Fiに潜むセキュリティリスクは絶対避けたいもの。
そこでモバイルWi-Fiを安全に使うためのセキュリティ対策を紹介します。
SSID・パスワードの変更
まず一番に取り組むべきことは、SSIDとパスワードの変更です。
初期設定のSSIDやパスワードは推測されやすく、不正アクセスの標的になります。
SSIDは個人名が分からない名前に変更し、パスワードは英数字や記号を組み合わせた長く複雑なものにしましょう。
さらに定期的に変更すれば、より安心してモバイルWi-Fiを使えますよ。
SSIDステルスを使う
「SSIDステルス」という機能でSSIDを非公開に設定すると、周囲の機器に自分のモバイルWi-Fiの存在を隠すことができます。
つまり、第三者から見つけられにくくなるため、不正アクセスの抑止効果があります。
Windowsでは「非公開のネットワーク」と表示され、Macでは「その他」から直接SSIDを入力しないといけなくなります。
完璧なセキュリティ対策とはいえませんが、パスワードの強化と併用することでより安心できます。
古いモバイルWi-Fiは買い換える
古いモバイルWi-Fiは、セキュリティ上の脆弱性が修正されず放置されているケースがあるので、すぐに買い替えましょう。
メーカーがモバイルWi-Fiを安全に使うためのアップデートを実施しなくなっているので、セキュリティリスクがとても高いです。
ほかにもデータの暗号化方式が古いことも買い換えるべき理由の一つ。
最新のWPA3やWPA2という規格がセキュリティ的に強固ですが、古いモバイルWi-FiだとWEPという古くて解読されやすい規格なことも。
なので、古いモバイルWi-Fiは悪意のある第三者によって不正アクセスやデータを盗聴されてしまうリスクを高めてしまいます。
安全性を高めるためにも新しいモバイルWi-Fiへの買い替えを検討しましょう。
モバイルWi-Fiを放置しない
モバイルWi-Fiをカフェや公共の場に放置すると、不正に操作されたり勝手に接続されるかもしれません。
悪用されれば通信量を消費されるだけでなく、違法なアクセスに利用される危険もあります。
外出先では常に携帯しておき、使わないときは電源を切るなど管理を徹底しましょう。
小さな習慣でもセキュリティ効果は大きく、安心して利用するための第一歩になります。
モバイルWi-Fiを他人に貸さない
モバイルWi-Fiを他人へ貸さないようにしましょう。
貸した相手が不用意に危険なサイトへアクセスしたり、パスワードを第三者に知られてしまう可能性があります。
同じネットワークにノートパソコンがあれば、HDDの中身を見られてしまうことも。
最悪の場合、不正利用や情報漏えいに巻き込まれるリスクもあります。
もしモバイルWi-Fiを貸さないといけないのであれば、「ゲストSSID」や「ゲストWi-Fi」という機能を使いましょう。
そうすれば、インターネット接続のみを提供でき、ほかの機器へのアクセスを防ぐことができます。
設定方法はモバイルWi-Fiによって違うので、使っているメーカーやプラン名に「ゲストSSID」や「ゲストWi-Fi」というキーワードを含めて検索してみてください。
MACアドレスフィルタリングを設定する
MACアドレスフィルタリングを設定すると、登録した端末以外はモバイルWi-Fiに接続できなくなり、不正アクセスのリスクを抑えられます。
MACアドレスとは、各機器固有の識別番号で、たとえば「〇〇:〇〇:〇〇:〇〇:〇〇:〇〇」や「〇〇-〇〇-〇〇-〇〇-〇〇-〇〇」というように16進数12桁で表記されます。
モバイルWi-Fiで指定したMACアドレス以外の接続をブロックできます。
ただしMACアドレスは偽装される場合もあるため、パスワード強化や暗号化規格の最新化と併用することが大切です。
USB接続でインターネットを使う
USB接続でのインターネット接続は、モバイルWi-Fiを安全に使うために有効な方法です。
モバイルWi-Fiと機器の両者のみの通信となるから。
Wi-Fiパスワードが漏れる心配がなく、通信内容を盗聴、傍受される心配がありません。
カフェやホテルなど公共の場所では、ノートパソコンとモバイルWi-FiをUSBケーブルで直接つなぐことで、通信の安全性を高められます。
ファームウェアを更新する
定期的にファームウェアを更新することも忘れないようにしましょう。
ファームウェアとは、機器を動かすためのソフトウェアのこと。
古いバージョンだと悪意ある人に脆弱性を狙われる可能性があります。
メーカーや通信事業者が提供する最新版のファームウェアに更新することで、脆弱性が修正され安全にインターネットに接続できます。
ファームウェアを更新する方法は、モバイルWi-Fiのメーカーやプラン名に「ファームウェア アップデート」というキーワードを合わせて検索してみてください。
ノートパソコンにもセキュリティ対策を講じる
接続するノートパソコン側にもセキュリティ対策を講じることも大切です。
ウイルス対策ソフトを導入したり、OSやアプリを定期的にアップデートしたりすることで、マルウェアや不正アクセスから守れます。
また、パスワードを使い回さず、不審なメールやリンクを開かない習慣も重要です。
Wi-Fiだけでなく端末側も守ることで、安心してインターネットに接続できます
モバイルWi-Fiのレンタルはセキュリティ的に大丈夫?

モバイルWi-Fiをレンタルする場合でも、セキュリティ対策をすれば問題ありません。
パスワード変更、SSIDステルス、ファームウェアの更新、ノートパソコン側でのセキュリティ対策などを実施すれば安心してモバイルWi-Fiを使えます。
また、レンタルするモバイルWi-Fiが最新の暗号化規格に対応しているか確認することも大切です。
ただ、パスワードを変更した場合、初期化して返却しないといけないこともあるので注意してください。
セキュリティ性の高いモバイルWi-Fi
では、どんなモバイルWi-Fiならセキュリティ性が高いのか紹介します。
おもに最新の暗号化方式を使っているかがポイントになります。
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01

- セキュリティ:WPA3、WPA2、WPA
- ダウンロード:最大3.5Gbps
- 通信事業者:UQ WiMAX
Speed Wi-Fi 5G X12
- セキュリティ:WPA3、WPA2、WPA
- ダウンロード:最大3.5Gbps
- 通信事業者:UQ WiMAX
+F FS050W FS050WMB1

- セキュリティ:WPA3、WPA2、WPA
- ダウンロード:最大2.8Gbps(5G)/最大1.6Gbps(4G)
- 通信事業者:SIMフリー
まとめ
本記事ではモバイルWi-Fiのセキュリティリスクと対策について解説しました。
モバイルWi-Fiにはさまざまなセキュリティリスクが潜んでいますが、しっかり対策すれば怖くありません。
パスワードの変更やファームウェアの更新、ノートパソコン側のセキュリティ対策なども実施すればOK
レンタルWi-Fiも同様です。
強固なセキュリティの上でモバイルWi-Fiを使いたいなら、最新の暗号化方式を採用したモデルを使うことをおすすめします。
本記事が参考になればうれしいです。
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